☆あっても良い歪み
鏡の前に立ってご自分の全身をご覧になってみてください。
いかがでしょう?ほとんどの方が大なり小なり歪んでいるのではないでしょうか?
右の肩が上がっている、逆に左の肩が上がっている、顔が傾いている、腰が曲がっている等々。
様々な形の歪みを発見できると思います。
筋肉のバランスの崩れが骨格の歪みを招き、その結果様々な症状(痛み・しびれ等々)として現れてきます。
しかし、様々な症状の原因であるその歪みも、全てが悪いと言うわけではありません。
◎ 職人・スポーツ選手等に見る歪み
職人さんやスポーツ選手等日常生活とは違った、特殊な動きの連続を要求される職種の方などは、その職種(スポーツ)特有の歪みというものが存在します。
その歪みがひどい場合には日常の動きやその専門的な動きにも支障をきたすような症状として現れますが、その歪みを全て取ってしまうと症状が消える変わりに、今までのスムーズな動きも失ってしまいます。
その人にとってその歪みは必要な歪みなのであり、症状がでないレベルまで回復すればそれで良いわけです。
◎歪みの中の歪み
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1,小さな家があります。
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2,何らかの原因で
土台が傾いてしまった
ので倒れないように棒
で支えます。
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3,土台の傾きがさらに
強くなってしまったの
で棒を強化しました。
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4,土台を直す事をせず
棒を取ってしまうと家
は倒れてしまいます。
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上の図は歪みを家に例えてみましたが、これを人に置き換えてみてください。
人の体は常にバランスを保とうとしています。その結果原因となっている歪みを補う歪みというものが存在します。
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1,鏡の前に真っ直ぐに立ってみます。
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2,腰からカクッと左に倒してみます。
しかしこのままでは首が傾いたままです。
真っ直ぐ見ることが(目で)できませんし、立っているのも大変です。
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3,そこで体は自然にその状態で良いバランスを保とうとします。
結果、首は真っ直ぐになり、見やすくなります(目)が、歪みが治ったわけでは無く、歪みを補う歪みが増えただけです。
この状態で肩がこるといって肩をもんでも首をもんでも、原因の腰の歪みがそのままなので解決しません。
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とても大雑把な説明ですが、イメージしていただけると思います。
根本的な歪みを(原因)改善することなく、それを補っている歪みをとってしまうと人も家と同じように
倒れてしまいます。
逆に根本の歪みを改善してあげれば、棒(補っている歪み)は必要無くなり、自然に消えてくれます。
☆正しいバランス
正しいバランスとは、見た目のバランス(肩の高さがそろったとか足の長さがそろった等々)だけが大切なのではなく、その人にとって気持の良い状態であることが重要なのです。
したがって、体に障害を持った方でも、太った人でも痩せた人でも、その人なりのバランスを求めれば良く、無理矢理左右対称にする必要はありません。
体がまっすぐな状態を求めた時、自然とまっすぐになっていきます。
また静止した状態のバランスだけでなく、動きの中でバランスを整えることも大切なことです。
したがって操体では動診(動きを診る)というものを重視します。
その人が気持ちよく動いた結果、その人の体が決めたものが、その段階での良いバランスなのです。
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