健康の為にストレッチ
スポーツあるいは健康を目的にストレッチが行なわれます。
皆さん血行を良くし、柔軟な体を手に入れようと行なっていると思います。
しかし、私は一つの疑問を持っています。
ストレッチでは軽い痛みを感じるところで15秒程度保持するというやり方が一般的です。
反動をつけたり、痛みをこらえて過剰に伸ばすということはストレッチでも勧めていないことだと思います。
血行を良くするという意味、筋肉に刺激を与えるという意味では無意味なものではないと思いますが、柔軟な体を手に入れる(作る)ということについては疑問を感じています。
体のバランスのとれた正体(せいたい)であれば良いと思うのですが、バランスの崩れている状態で左右同じように伸ばしていくということは歪みを助長させてしまうのではないだろうか?
多くの場合伸ばしにくい方を余計に伸ばそうとすると思いますが、それも問題ではないかと思います。
「私はストレッチで柔軟な体を手に入れた」と言う方もいると思いますが、それは本当の柔軟性なのでしょうか?
私の知人のダンサーも180℃開脚出来る体ですが、バランスを見せてもらうとやはりガタガタです。ストレッチで得た体は柔軟というよりも無理矢理引き延ばした体という印象です。
何らかのプロであればそれも仕方ないでしょう。
何故ならプロとは健康を目指しているわけではなく、その競技での記録向上の為に体をいじめていくのですから。
とは言っても自然な状態で作り上げた体の方が記録は伸びていくと思いますが…。
ストレッチで体に負荷を掛けて柔らかくしていくよりも、操体で体のバランスを整える方がより安全で効果的であると思います。
体が硬いという場合、筋肉そのものの硬さではなく、体の歪みにより硬くなっている場合がほとんどです。
これも崩れたバランスでも動けるように動きを制御している体の防衛本能だと思います。
これが体の硬さの正体です。
ストレッチに欠けているモノ
ストレッチに一番欠けているモノ、それは感覚の聞き分けです。
ストレッチに限らず運動全般に言えることかも知れません。
体の望まない方向へ、可動域が狭いからと強引に伸ばしてみたところで、一見柔らかくなったように見えますが実は体が壊れて行くだけです。
体の可動域が狭いのにはそれなりの理由があるのです。
その理由を解決していくことで無理なく可動域は回復します。
試しに操体的にストレッチを行ってみてください。
操体的にというのは感覚を聞き分けながら、気持ちよさがある方向へ気持ちよさがある分だけ伸ばすということです。
けして左右対称にこだわる必要はなく、可動域が狭いからと強引に広げる必要もありません。
楽な方、気持ちの良い方だけを味わう。
これだけで良いんです。
体が満足すれば可動域が狭く、伸ばさなかった方も伸びるようになっています。
ゆっくりと感覚という体の声と対話しながら操体的にストレッチをしてみましょう。
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